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2023年03月02日
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令和5年の出荷に向けて Vol.2

先日はスターチスシヌアータが定植されていた様子をお伝えしましたが、今回は当地のメイン品目の一つでもありますシネンシス系スターチスの生育状況をお知らせします。

 

シネンシス系スターチスには様々(いま話題となっている言葉ですが・・・)な作型があり、4・5月の春植えが通常の作型となりますが、今回は前年の9・10月に定植し一冬越して春に出荷する作型の生育状況について触れます。

上の画像は昨年9月17日に定植された「桃山(ピンク)」(TSメリクロン)の生育状況です。上から順に1月23日、2月6日、2月27日に定点撮影したものです。

秋植えの作型は年内に一度株づくりを行い、気温の低下とともに葉は枯死してしまいますが、1月から加温を始める際に枯葉を除去して再度株づくり(葉を展開)し花芽を立ち上げていく形になります。最初に株の中心から抽台してくる花芽(赤丸で囲んだものが中心花芽)を除去し、脇から立ち上がってくる花芽を採花する形になります。その下の画像は「ピーチダンス(ピンク)」(福花園)の抽台の様子。

気温がマイナス20度以下になる日もある中、暖房経費もかかってしまい、こちらの生産者宅ではハウス1棟分以上の売り上げは灯油代で消えてしまうとのことですが、消費地に喜んでいただける花をお届けするべく、今後も丹精込めて栽培管理を続けていきます。

約1か月後となる4月上旬からの出荷をめざし、白・黄色等の品種も順次出荷となる予定です。

 

taizyu