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2024年08月17日
ブログ

Tachyの目論見 #2

日頃より当ブログをご覧いただきありがとうございます。

今週は私Tachyが担当いたします。

1年で1番の繁忙期である旧盆需要期が終了し、昨日より通常の集荷体制に戻ったところです。しかしながらシヌアータについてはこの期間中にしっかり切り終えた生産者が多いとみられ、19日(月)販売分の数量が大きく減少してしまいました。1番花の中心規格である70cmの割合が激減…。例年のごとくではありますが、今後上位等級が厳しい状況となりそうです。注文をいただいても対応できかねる場合がございますので、何卒ご理解ください。

そんな超繁忙期の中、大変心苦しい思いではありましたが、私は子どもの習い事の関係で5日ほどお暇をいただいて関東方面へ行っていました。

大会の会場が東京都内・相模原・小田原と3か所で、1日目の小田原は早いうちに決まっていたものの、2日目は直前まで決まらないので移動の便が良さそうな相模原市内のホテルに4泊。結局2日目も小田原、最終日は東京都内と、バスをチャーターしての移動でしたが慣れない渋滞にイライラ…。また大会中はオリンピックでもさんざん話題となった誤審に見舞われたり(明らかなミスだったので試合後に関係者から謝罪があったようです)と、結果は残念ながら予選敗退でしたが、心配していた猛暑や台風にも遭遇せず、思ったより快適に過ごすことができました。

さて、本題ですね。

前々回のブログで、今年度『ハウスあたりの収益アップ』を目指して栽培試験を行っていると報告しました。

が、メインでやりたかった品目の発芽が想像以上に良くなかったため(私のやり方に問題があったと思うのですが)、当初の目的は大きく外れ何やら雑多な内容となってしまいました。

経過ではありますが、その報告をしたいと思います。

1)アスターの連作適応性検証

アスターは1年栽培すると連作障害が発生するため、同じ土地ではしばらく栽培できなくなると言われております。市場担当者から毎年作付要望をいただくこのアスターですが、このことが原因でなかなか継続した栽培ができていないのが現状です。しかしながら、近年障害の原因となる菌(主にフザリウム)に対して抵抗力をもった品種が開発されていることから、それを用いて連作適応性を検証することとしました。

画像は今年のもので、もちろん昨年も同じ場所で栽培しておりますが、目立った病害は発生しておりません。収穫まではもう少しかかりますが、次年度以降に繋がる結果が得られそうです。

2)露地栽培適正検証試験(単なる栽培試験)

4品目ほど栽培しています。は種(またはプラグ苗定植)日は7月3日、昨日撮影したので1ヶ月少々経過しての様子。右端のかぼちゃは無関係です。

 

品目① 実生・プラグ苗移植(一部間引きと摘芯実施)

 

品目② 実生(催芽なし・間引き実施)

 

品目③ 実生(催芽なし・間引き実施)

 

品目④ プラグ苗移植 本来は鉢物用の品種。もう少し伸びてくれるかと思いましたが観賞用で終了の見込み。

 

3)おまけ(これも単なる栽培試験)

上の品目③と同じものですが、こちらはハウスで栽培。植え方や摘芯の有無による生育の違いを検証しています。

 

量はそれほど多くないと思いますが、各品目9月以降には収穫が始まりそうです。さてどうなるでしょうか。最終的な結果はこのブログあるいは部会の反省会で報告する予定です。

Tachy