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2024年09月27日
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かぼちゃ出荷ピーク

日頃より当ブログをご覧いただきありがとうございます。

今週は私Tachyが担当いたします。

秋の日はつるべ落としと言いますが、北海道の秋の訪れは早いもので日没の時間が日に日に早くなっています。また、最低気温が一桁となる日も増えており、これからの時期はなかなか開花が進まなくなるため、出荷頻度が落ちてきた生産者も…。このままの感じでいくとスターチス類の前受は10月初めに終了となりそうです。

とはいえ、秋向けの品目を中心にまだたくさんの注文をいただいておりますので、生産者の皆様におかれましてはそれに少しでも応えるため、最後までしっかり管理いただきたいと思います。

さて、そんな中今年もかぼちゃ祭りの季節が到来。

来週9月30日(月)に大田花きさんとなにわ花いちばさんが実施するかぼちゃ大市向けの集荷が、9月25日と26日の2日間にかけて行われました。

今日はトラックへの積み込み作業です。明日の土曜日の夕方から晩にかけて現地へ運び込まれます。

ところで、当地でのかぼちゃの集荷から出荷までの作業は、他の切花のそれとは少し異なっています。

切花の場合は、出荷ダンボールに張られたバーコードシールを分荷レーンに設置されたリーダーが読み取りますが、かぼちゃは重量などの関係からレーンに乗せることができないため、その工程のほとんどを手作業に頼らざるを得ません。

現物取扱サイドでは、担当が作成した分荷表を基にして、品種ごと・規格ごとにまとめられた台車のひとつひとつの箱に市場名のハンコを押し、その後現物を市場ごとに振り分けます。さらに特徴的な部分として、かぼちゃは在庫管理をしなければならないため、ここでしっかり分荷後の数量チェックをしておく必要があります。

また、データ取扱サイドでは移動用端末を利用して、受入数量・在庫数量・出荷数量の入力・チェック・管理を行っています。

 

最終的には切花と同様、データと現物の突合をするのですが、これが最大の難所。まず一発で合うことは稀です。

原因としては、①ハンコの押し間違い ②積み間違い ③データの入力漏れ ④etc.

突合作業はだいたい夕方におこなわれ、数が多くなる時期は気づくと外は真っ暗。時間の経過とともにだんだんと思考能力が薄れ、皆それぞれに自分の意見を主張し始めます。

『在庫は大丈夫か?』『たぶんあの品種が合ってないんじゃない?』『データ抜けてない?』  こうなるとなかなか先に進みません。

ここ最近は可能な限りデジタル化を進めたこともあってそこまで時間はかからなくなりましたが、5年くらい前までは日付をまたいだこともありました(笑)。

そんなこんなで、時には『合わないのはあいつのせいだ』とけなしあいながら(冗談でですよ)、一生懸命作業に取り組んでいます。

 

今年も北空知で作られたかぼちゃがたくさんの人たちの目に触れ、秋を彩ってもらえることを期待しつつ。

 

※本文と関係ありませんが、庭に1株だけ植わっているアロニア。もう少しすると真っ赤に色づくのですが、その過程でライムグリーン~ピンクになっているのを発見し、キレイ!と思って切ってしまいました。事務所の入口に飾らせていただいてます。

Tachy