今年のブルースターを振り返る
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今週は私Tachyが担当させていただきます。
雪の降り続く日が増えた北空知。Sanji&Kojiの記事にありますように積雪は昨年より少なめですが、昨日の最低気温は14.9℃(北海道なのでマイナスはつけません)と、冷え込む朝が珍しくなくなりました。また、インフルエンザとコロナの波が少しずつ近づいているようで、一層の感染対策に努めたいところです。
さて、2024年の師走も半ばを迎えた先日、今年のブルースターを顧みるべく懇談会が開催されました。
当日は、生産者13名・種苗会社5名・普及センター2名・広域連1名の総勢21名。いつもこのブログでお伝えしているかと思いますが、このブルースター研究会、研究会としては群を抜いて行事の出席率が高い組織です。1戸で複数名出席されている方もいれば、次年度作付を検討されている方の出席も。それだけブルースターに対して、皆真剣に取り組んでいます。
懇談会ではまず、地元普及センターの太田普及指導員から気象経過の説明があり、その後今年度試験設置をおこなった電照設備に関する報告をいただきました。今回は全国一の産地である高知県芸西の事例を参考にしましたが、今後北海道での栽培に適した電照利用方法を確立していきたいと考えています。
以降は事務局から淡々と実績報告。
今年は過去最多14名の作付があり、出荷数量目標50万本を掲げてスタートしましたが、結果は?
なんと、最終実績では目標を大きく超えて61万本! 10a当たりの収量では18万本近い数字をあげた生産者もいました。
販売金額も過去最高の3700万円を記録。
ただ、残念ながら箱単価は400円近く下げてしまいました。
今回の懇談会では、この要因をしっかり分析して来年に繋げることをメインテーマにしたので、『なんでこんなに安かったんだ』など、厳しい指摘があるかもと戦々恐々しておりましたが、さすがベテランの花農家が揃った組織。反省すべき点をしっかり受け止めて理解し、そこから建設的な意見がどんどんと飛び交います。事務局として『これなら来年は心配ないな』という気持ちにさせてもらいました。
また、個人的にもそれぞれの課題を意識できたのではないでしょうか。
次年度は今のところ戸数の大きな増減はない予定ですが、まず4000万円の売り上げを目標にしたいと考えています。
今シーズンは各所で報道されているように主食用米の単価が想定以上に高騰、農家の皆さんはようやく経営を続けられる水準の価格に達したかと胸をなでおろしていることかと思いますが、今後どのように推移していくかはなかなか読めません。北空知広域連では、その中でリスクヘッジのいち手段として、北空知地域において花を作ることのメリット・有用性をより一層農家の方に理解いただけるよう努力してまいります。
さて、広域連は27日で仕事納めですので、ブログ更新は来週が今期最後となりました。私は26日から1日早い年末年始休暇をいただき、私用で愛媛県へ旅立つ予定です。冒頭触れましたインフル・コロナの波と、20℃以上の温度差が心配ですが、皆様も体調管理には十分留意いただき、来る年がさらに輝かしいものとなりますことを祈念しております。
今年一年、ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。
Tachy