G.Y.の体験その②
前回の投稿から約1ヶ月半経ち、今週は私がブログを担当する番となりました。
この1ヶ月半の間、様々な経験をしましたが、つい先日7/18(金)に開催しました「シネンシス抑制栽培現地講習会・試作圃場見学」についてお話ししたいと思います。
ご存じの方もいると思いますが、抑制栽培とは、一般的には〈開花時期を遅らせて通常よりも遅い時期に出荷できるようになるため、販売利益の向上が期待できる〉というものになります。
多くのメリットがある栽培ですが、デメリットとして、シネンシスの場合暑い時期に定植するため、未抽苔の可能性が高く、栽培方法によっては設備や資材の費用が掛かることがあります。
HBスターチス部会として、シネンシスの売り上げを少しでも多くするため、推進している栽培方法ではありますが、未抽苔のリスクが高いため、なかなか普及しないのが現状になります。
一人でも多くの生産者が増えるようにと今回、抑制栽培を行っている方の圃場に赴き現地講習会を行いました。
当日は、今まで降っていなかった分を取り戻すかのような大雨に見舞われ、参加人数も3人と少し寂しい講習会となりました。
しかし、種苗会社福花園、普及センター、広域連、生産者の各関係者が集まったおかげもあり、様々な意見や質問が飛び交う非常に有意義な現地講習会となりました。
試作苗圃場巡回でも、福花園の担当者から今後の品名が付くものや、現在出ている品種の特徴や栽培方法を聞くことができ、早くも来年度に向けた話し合いをすることもできました。
事務局として少しでも栽培をする方が増えるよう、今回の話や、今までのデータをまとめ資料にしていきたいと思います。
時間はかかるかもしれませんが、皆様の為になるものを作っていきたいと思います。